家計簿の項目はシンプルが鉄則!家計簿を長続きさせるための極意
2019.11.07
皆さんは家計簿をつけていますか?私は家計簿歴5年くらいになります。当初はパソコンのエクセルで作成した表に入力していましたが、たまにしか使わない自分のパソコンを一回一回たちあげるのが億劫になり、今はスマホで家計簿アプリを使って入力しています。5年をかけてたどり着いた家計簿をつける極意としては、できるだけ項目はわかりやすく、少ないほうが比較しやすく、長続きしやすいということです。私自身の失敗談を交えながら詳しく解説していきます。
家計簿の項目
家計簿の項目は「毎月出ていくことが決まっているお金=固定費」と「毎月出ていく金額が変動するお金=変動費」に分けられます。
まずは固定費にどのようなものがあるかというと、
・家賃や住宅ローンなどの居住費
・水道光熱費
・生命保険料
・通信費
・保育園や幼稚園にかかるお金
・会員費
・お小遣い
などです。
次に変動費の主な項目は、
・食費
・日用品費
・レジャー費
・交際費
・自動車費(ガソリン代、カー用品代など)
・医療費(病院代・薬代など)
・ベビー、子供費
・衣服費
・美容費
・教育費
・外食費
・交通費
・書籍費
などです。
みるからにたくさん項目がありますが、これら全部をつけなければならないわけではありません。この中から自分に必要な項目を選んでつければいいのです。
家計簿の項目を選ぶポイント
ここからは私の失敗談を交えながら、家計簿をつける項目を選ぶ際に参考にしていただきたい例を紹介していきます。
食費と外食費はわける
家計簿をつける際にはこの項目はどのご家庭でも必ず出てくる項目だと思います。
この項目については、食卓にあがる食材費と、外食費はまぜないようにすることをおすすめします。なぜかというと、外食費は毎月その額が変動しがちな項目なので、それが入ることにより、純粋な毎月の食費がわからなくなってしまうのです。我が家も最初はそうでした。
もちろん、いろんなご家庭の事情があると思いますので、外食が中心な家庭もあるかと思いますが、そうでない場合は、ぜひ、食費と外食費は別につけて頂きたいです。
コンビニで買ったジュースや、ちょっとしたおにぎりやパンなどの金額も外食費に含めるようにすることをおすすします。そうすることにより、毎月食費にどれだけかかっているか、毎月の目安額が把握できます。
日用品費には特別な出費はいれない
日用品費を付ける際には、どこまでが日用品費なのかわかりくい項目でありますが、この項目には、ストックルームに入れるものを目安として、ほぼ毎日使うものをいれてもらうイメージにしてもらうといいと思います。逆に、毎日使うものではないもの、例えば、ニトリなどでかった日用品やクリーニング代などは、特別な出費として、他の項目にわけることを心掛けてください。
我が家でも、当初はこれらを一緒に計上していたため、日用品費が毎月変動し、純粋な毎月の日用品出費額がわかなくなっていました。そのため、現在では、「その他日用品」という項目をつくり、特別な出費として扱っています。そうすることにより、食費と同じく、純粋な毎月の日用品費がわかるようになり、毎月の目安額がみえてきました。
レジャー費は娯楽費としてひとまとめにする
どこまでがレジャー費となるのかわかりにくい項目ですが、このレジャー費を、一か月の娯楽費としてとらえて、ここに集約させることをおすすめします。
我が家でも当初の家計簿では、レジャー費、交際費、衣服費、外食費、交通費、書籍費など、細かく分散して家計簿をつけていました。ですが、これらの項目は毎月必ず支出がある項目とは限りません。そのような項目をつけていても、家計簿を違う月と比較するときに、対象項目がなければ比較することができません。そうすると、毎月の目安額がたたないのです。現在、我が家の家計簿では、これらの項目はレジャー費としてまとめることにしています。そうすることで、毎月の娯楽にどれだけ費用をかけていいのかがわかり、使い過ぎを防ぐことができるようになりました。
雑費は作らないほうがいい
よくやりがちなのが、なんの項目になるのかわからない費用を「雑費」として扱ってしまうことです。会社の経理をしていた私は、最初に家計簿をつけ始めたときに、安易にこの項目を作ってしまったため、なんでもかんでも、この項目にいれてしまう癖がありました。気づいたら、この雑費が毎月とんでもない金額になっていたのです。一つ一つは大したことない金額なのに、一ヵ月で集計すると、結構な金額になっているので驚きです。しかも、雑費でまとめてしまっているため、何に使ったかわからない。そうなると、節約することさえ難しくなります。こうならないためにも、雑費の項目は作らないことをおすすめします。
小遣い内容はできるだけ内容も書いておく
その方によって、金額も、使い道も様々な小遣い内容。私に限ってかもしれませんが、毎月予算をきめていても、いつもギリギリ、もしくははみ出してしまいがちです。そんなに使っていない気になっていても、小さい金額がチリも積もれば、、という感じです。いったい何に使っているのか把握するためにも、その内容を記入することにしました。そうすることで自分のお金を使う癖がわかり、節約する意識にもっていけます。
家計簿に入れないほうがいい項目
これまでに述べた項目以外に、毎月ではなく、1年間に1度や何度かだけ必要な出費があります。
・車の税金
・車検代
・美容室代
・帰省費
・誕生日などの特別な出費です。
我が家では、それらの金額は、毎月の家計簿につける金額とは別に、年間の必要な出費として、前もってどこから捻出するのか決めて、そこには手を付けないようにしています。
そうすることで、毎月の出費額に大きな変動を抑えることができます。
例えば、今月は誕生日プレゼントにお金を使ってしまったから、レジャー費を少なくしようなどという悲しい出来事が起きずにすみます。
家計簿をつける際の注意点
以前の私の話ですが、家計簿をつけ始めた頃は、家計簿をつけたことに満足して、それが全く意味をなしていないことがありました。つけただけでは意味がありません。それをもとにどの項目にどれだけ使っているのか把握し、次に活かす必要があります。
それには、家計簿を何か月かつけて、前月、前々月と比較する必要があります。
そうして比較してはじめて、自分の家計の目安を知り、限られた家計の中で上手にやりくりできるようになります。
家計簿アプリ
前述しましたが、家計簿をつける際にはスマホアプリを使っています。
私がつかっているアプリは「毎日家計簿」というアプリです。無料でダウンロードできます。カレンダーの日ごとに入力した金額やあらかじめ入力した固定費を自動計算してくれます。
集計結果をグラフで表示してくれて、画面をスライドするだけで前月、前々月と、簡単に比較できるのもいいところです。このアプリを使い始めて、それまでは、ただつけるだけになってしまっていた家計簿から、節約意識をもてる家計簿に変えることができました。
何年も前から使っているものなので、もっと最新なものもあるかもしれませんが、
シンプルで使いやすく、気に入って長年使っています。よければ参考にしてください。
終わりに
家計簿の項目について解説しました。たくさんの項目がありましたが、自分にとって必要な項目を選び、できればレジャー費にまとめるなどなるべくシンプル化して、比較しやすいように工夫しながら、最低でも3ケ月以上続けてみてください。3ケ月分の家計を比較することで自分の家計がみえてきます。目安がわかり、節約するポイントがわかってくれば、やりくりすることが楽しめるようになってきます。やりくり上手になれば、そのお金をもっと楽しいことにつかえるかもしれないですし、投資にまわすこともできるかもしれません。
家計を節約したい、家計の流れが知りたい、という思いがある方はぜひトライしてみてください。