結婚したばかりで漠然とした不安 状況にあわせたライフプランニング
2020.07.21
ご結婚されたばかりで、住宅購入を控えられているお客様、将来に向けて不安があったためファイナンシャルプランナーの話を聞いてみてはと不動産会社の方のご紹介をうけご来店されました。
詳しくお話を伺うと、住宅購入資金は3500万円の予算を見込まれているようです。現在は生活費をご夫婦でそれぞれだしあって生活されており、今後結婚式や新婚旅行を計画されています。また奥様に持病があるため収入を継続して見込めるかわからず、無理のない範囲で働きたい意向でした。これから結婚に伴うイベント等でお金を使う予定はあるもののお金についての全体的なイメージが漠然としているため不安に感じている印象でした。
ライフプランニングの必要性
最初にこれからご夫婦にとってどんなお金が必要になってくるのか話をしました。人生に関わるお金のことは総合的に判断しなければなりません。今はネットでなんでも調べることができますが、本当に自分にとって必要な情報か見極る目を養わなければ損をしてしまう可能性もあります。そのために私たちができることはその目を養うお手伝いをすべくライフプランニングやマネートレーニングをしていくことです。
これからの自分たちの人生設計をしてみたいとのことでしたので、今後の住宅購入という大きな買い物と持病がある奥様に負担がかからないようにする点、妊娠の可能性を配慮しながらライフプランニングしていくことにしました。
その結果、教育資金対策、老後資金対策、インフレリスク対策、保障の見直しが必要であることがわかりました。
教育資金対策は状況判断
教育資金対策は奥様の体調や収入状況など様子をみながら決めていく必要があったので、お子さまが産まれてから状況を判断しつつ検討していくことにしました。場合によっては奨学金や教育ローンを使う意向です。
インフレ対策も含めた老後資金対策
年金については今後減ることが予測されます。自助努力が必要です。老後資金対策は期間も重要であるため早めの準備が賢明です。
またそこで大きな問題となってくるのがインフレ対策です。今後の物価上昇への可能性へむけての対策もしていかなければなりません。
今後のライフプランの変化、またインフレに向けて柔軟に対応できるように、広く受け取れる形でご提案しました。
生涯安心できる保障
これまで加入の保険は保険ショップや、知人からの紹介で入られていて、内容もよく理解されていないようでした。結婚を機に見直したい意向でしたので見直しをしました。
医療費については、今はあまり病院に行かなくとも老後は今の時点よりも4倍近くかかることが予測されます。今の為というより老後のために、生涯変わらない保障をつけておくことが大切です。
お客様がこれまで加入の保険が更新型であったため、一生涯変わらない保障の提案をしました。また奥様についてはしばらく保険に加入することができません。その分手元資金が多く残るようプランニングしました。
お客様の変化とマネートレーニング
最初に面談をしてから奥様が家計簿をつけられるようになっていました。手書きですがしっかりとつけられていて、生活費も当初とぶれがありあせん。今後のライフプランを考えるいいきっかけとなったと不安も解消したご様子です。
住宅購入も済ませ、これから新しい生活がはじまります。今後引っ越しやライフプランの変化によって生活が変わる恐れがあるため、家計簿の記入は継続するようアドバイスしました。顧問サービスにて家計簿を定期的に送ってもらうなど定点観測していき、生活費が膨らまないように気を付けながらマネートレーニングをしていきます。