夫の浪費と子供の教育費 マネートレーニングで家計の体質改善
2021.06.24
4人のお子さまがいらっしゃるご夫婦がご相談に来られました。
「家計管理ができていないことに不安を感じているけれど、どこをどうしたらいいのかわからない」という悩みをお持ちでした。
お友達にその悩みを話されたところ当社を紹介されご相談に来られたそうです。
話を詳しく聞いてみると、
「毎月の収入以上にお金を使っていることは自覚しているが、どこをどう抑えたらいいのかわからない。ご主人の相談のない買い物も以前から気になっているが、言ってもなかなかなおらず困っている」とのことでした。
4人いらっしゃるお子様のこれからかかる教育費についても不安を感じているそうで、学資保険に加入して積立はしているものの、本当に足りるのか心配されていました。
また、ご両親と同居していらっしゃるとのことで、現在ご両親から生活費の一部を支払ってもらっているので、ゆくゆくは自分たちで支払っていけるようにしたいとのご要望をお持ちでした。
支出のコントロール
お客様の情報をお預かりし、分析した結果、このままいくと学費がかかるタイミングで家計が赤字になることがわかりました。また、必要な学資も不足していました。
これを解決するためには、まず、何にお金を使っているのか支出の詳細を把握することが大事です。
こちらのご家庭では家計簿は付けていませんでした。
そこでまずは家計簿をつけていくことをおすすめしました。「家計簿は挫折してしまいそうで続けていく自信がない。」とのことでしたので、マネートレーニングを実施し、私達と一緒に家計簿をつけながら、家計の体質改善に取り組んでいくことをおすすめしました。
単独で取り組むより、お金の専門家と一緒に改善に取り組むことで、より改善の可能性が高まります。
マネートレーニングでは家計簿だけでなくお金の専門家が通信費や保険などの固定費の見直しも行い、改善できるポイントを探していきます。
家計の体質改善
マネートレーニングを始めて買い物に行かれる回数が多いことがわかりました。買い物に行く回数が多いと出費が増える傾向にあります。
食費のまとめ買いをするようにしてもらいました。買い物に行く回数を減らすことは奥様の家事を減らすことにもつながります。
通信費の見直しを行い、契約していた大手キャリアから格安SIMのスマホに変えて通信費を大幅に削減することができました。
現在加入している保障も見直しました。保険は保障内容よりも月額の安さで選んでしまわれていたようで、これから必要な保障額が足りていませんでした。もう一点、保険料の払い込みが終身になっていることも気になりました。
「適切な保険に入り直したい。」とのことでしたので、定年までの支払いでご主人に万一のことがあってもカバーできるようにしました。
学資の不足分については、末子が小学校入学のタイミングで奥様の収入を増加させることで準備していくことになりました。
奥様も子供が大きくなったらもっと働きたいと思われていたようで問題ないと承諾してくださいました。
ご主人も家事、子育てにもう少し協力すると決意を新たにしてくださいました。
現状を把握され、このままではまずいと思われたようで、これから娯楽費等の見直しをすることを約束してくれました。
3ヵ月後の変化
マネートレーニング3ヵ月後、買い物の見直しやご主人の支出管理、通信費見直し等の結果、毎月の生活費は6万円下がり、貯蓄額は3ヶ月で150万円以上も増えていました。
奥様はご主人に自分から言うより効果があった、これから子供達のためにもっと貯蓄額を増やしていきたいと嬉しそうでした。
ご主人もご両親に負担してもらっている生活費をこれから自分達で支払っていきたいと意気込まれていました。